中園秀喜著「『聞こえ』のバリア解消への提言――共生社会を目指して」
「聞こえ」のバリア解消への提言
聴覚障害=情報障害という視点から、病院での医師や看護師とのコミュニケーションなど、聞こえないことによる生活上の様々な不便さを訴える。バリア(障壁)を解消するには、公的な制度の拡充とともに、障害のない人たちも、高齢になれば耳が遠くなるなど、「いつか自分も通る道」という意識を持ってほしいと主張。勉強、就職、結婚など、聴覚に障害がある著者自身の体験に基づいて書かれており、説得力がある。1700円(税別)。NHK出版。
(2008年11月20日 読売新聞)